弊社は、Delta-T Devices社正規輸入代理店です。用途に応じた機種選定、設置技術はあたりまえですが、修理、校正、場合によってはカスタムまでのフルサポートを実施できるのは日本国内では弊社のみです。
ADR法(Amplitude Domain Reflectometry ) Delta-T社土壌水分センサーについて
Delta-T社は1995年、従来のTDR法(Time Domain Reflectometry)に対し、誘電率測定ADR法(Amplitude Domain Reflectometry )を採用し、土壌の体積含水率を±l%の精度で計測可能なML3シータプローブを開発しました。現在ではテンシオメーター、イクイテンシオメーター、EC、誘電率、温度の3成分を1本で計測できるWETセンサーなど土壌水分に関する計測では深いところまで行ってしまった次第です。
Feature: ADR土壌水分センサー
・±1%の精度と再現性。
・温度・土壌塩度から影響を受けない。(TDR法では困難な、養分土壌での測定に優位)
・汎用的な入力と出力ですから、手動によるスポット測定や汎用データロガー等と組合せる事での長期間の定点観測など様々な使い方に対応します。
・ -10~+70℃までの環境に対応。緑化・温暖化対策の研究用として、中国・アフリカ・南米等の過酷な環境での評価されています。
・ 携帯型読取り機のHH2を接続して数秒で土壌水分が読取れます。
・ Delta-T社製GP1、GP2、DL-6などに接続して使用する場合、専用ソフトウェアで設定が可能
Delta-t製土壌水分センサーの動作原理
ADR法を利用して土壌特性を測るDelta-T独自の土壌水分センサーです。内蔵する100MHz高周波発振器から発生させた高周波を専用設計されたアナログ基盤を通してセンサー中央のステンレスロッドアレーに送り込み、土壌を介して周辺に装備した3本のアレーに伝送します。アレーと土壌のインピーダンスの差によって生じる干渉反射波の振幅差を電圧として出力し、誘電率を計測しています。また、Knight‐Topp、Wl1alley、Whitρ、Zegelin、等の文献に依れば、その電解質定数の二乗根(/ε)と%体積含水率はほぼリニアな関係を示しています。ML3は製造時、既知の電解質定数を持つ媒体で校正しているので、高い信頼性を有しております。その出力は、土壌電解質定数εが1から32のレンジに対して0~1VDCで、一般的な鉱物質土壌の0.0.5m3/m3の体積含水率に相当します。
APPLICATIONS
応用例
濯漑、土壌水分学、地盤工学、リモートセンジング、汚染モニター(産業廃棄物処理場)、土壌改良、森林学、水門学、植物工場、園芸学等でご利用いただけます。
園芸と農業
土壌、混合土や生育媒体等の広い範囲にわたって使用できます。コンパクトなので植木鉢に挿入したり、苗床(最低50mm)に水平に入れられます。TDRセンサーでは温度、塩分の影響が大きな誤差になり、養分土壌での測定は困難であるとされていますが、これらの影響を極力受けないので、農薬や化学肥料を使用する土壌にも対応しています。
環境モニタリング
社会的に着目されている地球温暖化関連の研究では土壌水分も重要なファクターの一つとして注目されています。水分含水量の低い乾燥地での計測にも適しています。現在、中国・アフリカ・南米やロシアの凍土などでも多くの研究者に使用頂いております。
Strong Point
・信頼できる: 既存のレポートで確認いただけます。
・針が短い: シータが60mm、SM150Tが51mm。これは実は重要な特徴です。周波数が高い(100MHz)事のメリットです。
・寿命が長い: ネズミがかじった。落雷で破壊。など、どうしようもない場合以外は故障を聞きません。
・ユーザーによるメンテナンスが可能な構造: ユーザーによっては18年越えの方もいらっしゃいます。この辺は使い方、メンテナンスによります。
Delta-T 製品案内
Overview
・±0.03m3/m3(±3.0%F.S.)以内の精度と再現性
・温度や塩分(養分)変動から影響を受けないADR方式
・手動によるスポット測定とロガーでの定点測定などに適用可能
・20〜+60℃の環境に対応
・全数校正済みなので、複数購入時の個体差は精度保証内で皆無
・サーミスタ温度センサーを内蔵
Overview
SM150Tに読み取り機がついた携帯型セット。
読み取り機HH150は、直読専用の表示器でPC等へのデータ保存はできませんが、簡単操作で誰にでも使える仕様になっています。
Overview
ML3シータプローブは、見た目と共に機能も進化した次世代型シータプローブです。精度±1%で土壌水分計測はもちろん、今までのシータプ ローブには無かった温度センサーも加わり、さらに塩分の影響をより低減しています。ML3は、新発売のGP2を含むどのデータロガーにも装着可能。
・測定精度±1.0%
・埋め込み可能
・優れた塩分、温度特性
・データロガー接続が容易
Overview
ML3シータキットは必要な物全てをパッケージにした高精度土壌水分計です。持ち運んでの計測を高精度に行う場合に一番確実な選定機種になります。
・±1%の精度
・各種土壌水分センサーの標準器
・ML3は耐久性がずば抜けて高い
・埋設したまま長期間耐え抜く
・ロッドが破損した場合、ロッドのみの交換が可能
Overview
・1本で体積含水率、ECp、土中温度を計測可能
・携帯型WET150 KIT (内容:WET150、WET150 Meter、キャリ―ケース)
・SDI12対応の為GP2データロガーに接続可能
・コストパフォーマンスが高い
Overview
ハンディ型土壌水分計
読み取り専用機械です。携帯型としてご使用になりたい方にお勧めです。
センサーは取り外しが可能ですのでセンサーのみを専用ケーブルを使用しSDI12対応GP2データロガーへ接続も可能。
Overview
・計測に要する時間を短縮し、演算値の出力も含めて5秒で全ての測定完了
・計測コストを削減します。1本で体積含水率・ECp・土中温度を計測可能
・HH2と組合わせると、一日で数百点もの土壌状態を容易に計測可能
Overview
・計測に要する時間を短縮し、演算値の出力も含めて5秒で全ての測定完了
・計測コストを削減します。1本で体積含水率・ECp・土中温度を計測可能
・HH2と組合わせると、一日で数百点もの土壌状態を容易に計測可能
(WET-2/d,HH2、スペアバッテリー、携帯ケースがセット)
Overview
・精度±3%、再現性1%を実現
・PR2/4とPR2/6の2種類
・PR2/4は10、20、30、40cm深さでの合計4点
・PR2/6は10、20、30、40、60、100cm深さでの合計6点
・粘土や塩分の高い土壌を含め、全ての土壌に使用可能
・移動測定にも、定点観測用のデータロギングシステムとしても使えます
・HH2データロガーと直接接続することが可能
Overview
・野外測定向けに設計されていて、小型軽量です。
・本体に1000回分以上のデータを保存できます。
・Delta-T社製土壌水分センサー各種に接続できます(WET150は接続不可)。
データロガー・蒸散測定装置・葉面積計・水ポテンシャルセンサー
Overview
・電圧入力2チャンネル
(各種電圧出力センサーの接続に)
・サーミスタ入力2チャンネル
(地温、大気温度)
・カウンタ入力2チャンネル
(雨量計)
・外部出力リレー1チャンネル
(灌水他用)
・記憶容量>600,000データ
・防水性能IP67
・スタンドアローン設計
・専用PCソフトウエア付属
(エクセルへのデータ取込)
Overview
・ディファレンシャルアナログ入力: 12ch
(シングルエンド24ch)
・カウンタ入力: 4ch (2 fast & 2 slow)
・WETセンサー用シリアル入力: 1ch
・外部出力リレー: 2ch
(オプション: 6chに変更可能)
・センサー電源は3, 5, 12Vおよび電源(9V)を装備
・ケーブルグランド:9個
(オプション:14個に変更可能)
・M12コネクタ:1つ
(シリアル通信用又は外部電源供給用)
・記憶容量 最大2,500,000データ
Overview
・バッテリ駆動でポータブル
・ウォータープルーフ(IP67規格適合)
・雨量計などイベント入力可能
・プログラミングソフトウェア標準添付
・記憶容量16KB ・ 接点出力ch
Overview
気孔開口部は葉表面の拡散コンダクタンスにより植物葉からの蒸発散、光合成用のCO2吸収の両方をコントロールする重要な役割を持ちます。拡散コンダクタンスの測定は植物の水分状態の重要 な指標で、環境変数への植物適応や植物成長に対する貴重な情報 を提供します。
AP4は、使用雰囲気環境をリーフチャンバーにより密閉し、リーフチャンバー内に乾燥ガスを送風し、チャンバ ー内部の水蒸気密度の上昇速度をチャンバー内に装備された相対湿度センサーを用いて、気孔コンダクタンスと 抵抗値の測定を行う構造です。また、湿度センサー近傍に装備された温度センサーにより湿度計測値のフィード バック、並びに、自動的に乾燥ガスの送風、計測を繰り返す事で、正しく、再現性の良い計測を実現しています。 校正についても付属する校正プレートを使うことで、現場で簡易に日常的に実施できる仕様です。測定パラメー タは、コンダクタンス、チャンバー内部温度、葉面温度、PAR(光量子有効放射)です。
Overview
・葉面積、周囲長、縦横サイズ、病害面積などの分析が可能
・健康な状態の面積と病気や害虫被害を受けた面積の割合を測定することも可能
・光源にLEDを採用することで白熱電球に比べ発熱量が低いので葉のしおれを低減
・オプション品のベルトコンベヤーユニットを使えば短時間で大量の葉を高速処理することが可能
・種子等の小さい物の数量をカウントするオブジェクトカウント機能を搭載
Overview
高精度、高信頼性で定評のあるML3 ThetaProbeをベースに水ポテンシャルを測定できるようにロッド部分に均質な多孔質を装着し ています。テンシオメーターでは脱気水の補充が必要ですが、本センサーではその作業は不要です。長期連続で実施される観測、 メンテナンスフリーじゃないと設置できない場所などでご利用される方に向いています。内部は脱気水を必要としませんので、土壌 の氷結は問題になりません。