MIJ-12 防水ロガー 1ch
Overview
土壌水分センサの設置はどうしても広域多点観測、いわゆるバラマキ型の観測になることが多いです。数多いセンサー 出力をどのように回収するかが課題です。多点入力が可能なデータロガーを使う方法もありますが、センサーケーブルの 延長には限界がありますし、長いほどハンドリングは悪くなり、ノイズ、トラブルは増加します。消費電力の大きいロガ ーの場合は太陽光発電、バッテリーなど周辺機器の準備も必要です。このような場合、IP67相当の防水能を持つMIJ-12を 採用すれば、ロガー部分を地表に設置することも、もしくはロガーも含めて全てを地面に埋設する事も可能になります。
MIJ-12は防水、耐衝撃性を兼ね備えたケースにロガー、回路、電源を全て組み込んでいますので、土壌水分センサーと の相性が良く、いろいろな場所でご活用頂けます。高精度な土壌水分計測が必要な場合にはADR方式のシータプローブ、 SM150T、コスト優先の場合、DECAGONのEC-5など、光センサーMIJ-14シリーズなど組み合わせは多彩です。
Features
・汎用1chロガーにプレヒート基板を組合わせたスタンドアローン型の計測システムです。
・IP67相当の防水ケースに全てを納めていますが、重量560gramsと軽量です。
PR-01 Preheat Board
MIJ-12防水データロガーには、以下の2種類があります。
・プレヒート基盤(PR-01)が含まれたもの(プレヒートバージョン)
・プレヒート基盤(PR-01)が含まれないもの(プレヒートレスバージョン)
Preheat Version
PR-01は、2.5Vもしくは12V駆動のセンサーに対応します。センサーの入れ替えも容易です。(無料オプションで2.5Vを5Vに変更可能)
該当センサー:MIJ-02シリーズのデンドロメーター、SM150TやEC5土壌水分センサー等
Preheat-less Version
プレヒートを必要としないセンサーには、プレヒートレスバージョンを使用します。
弊社製品の土壌酸素センサーMIJ-03や光量子計MIJ-14 PAR (アンプレス)等が該当します。
Communication Adapter (Optional)
MIJ-12に使用しているLR5041/5042のデータをPCで取り込むには、通信アダプターが必要となります。
LR5041
PCに接続して動作するデータ収集、設定装置
LR5042
PC不要で動作するハンディ型データ収集、設定装置
Suitable Sensors
Specifications
サイズ | W205×D100×H60 mm |
データ回収 | LR5092又はLR5091でPCにデータ取り込み |
重量 | 560 g |
電源 | 単三アルカリ4本、プレヒート2秒にて寿命1年以上 |
測定範囲 | LR5041:±50mV, LR5042:±5V, LR5043:±50V |
記録間隔 |
秒: 1, 2, 5, 10, 15, 20, 30 分: 1, 2, 5, 10, 15, 20, 30, 60 |
バックアップ | 電池消耗・交換によるデータ消去なし |
記録データ数 | 60,000 データ |
電池寿命 | インターバル10分、DC12V/20mAのセンサーにて1年以上 |