MIJ-02LM Type II 直動デンドロメーター
参考文献
物理センサを用いた樹体の水分状態指標の定量的評価 Quantitative evaluation of tree water status using physical sensors
特徴
シャフトと固定釘の線熱膨張係数を相殺させる手法で、温度特性を極限まで低減
- 出力はレシオメトリック。ポテンショメータそのものの温度特性を回避
- 直動型ながらも防水とシャフトの静止摩擦と動摩擦の低減を両立
- 摩擦が最小限のためバネ定数を低く設定可能
Introduction
光合成速度、水ポテンシャルなど植物から直接的に得られる生体情報の計測は自動計測が困難なものが多い中、デンドロメーターはそ れらの対極に位置する測器の1つです。MIJ-02LM弐型は生立木の辺材の変位を長期、高時間解像度での自動記録を実現します。 0.1um未満の分解能で計測でき樹液流から生じる辺材が収縮する過程や辺材圧ポテンシャルとの関係などを解析できます。年変化とし て、個体の炭素固定や生産量の直接的な指標となり、スケーリングで森林全体の値が推定できます。
仕様
標準品型式 | MIJ-02LM弐型 (ケーブル別売り) |
測定範囲 | 11000um |
出力 | レシオメトリック (例:プレヒート5V時に、出力のフルスケールが5V) |
分解能 | 2.2um/mV (MIJ-01の場合0.022um、MIJ-12の場合2.2um) |
出力の回帰式 | dL=11000×Vout/Vpre (dL:変位um、Vout:電圧出力、Vpre:プレヒート電圧) (MIJ-01の場合 dL=11000*X001/5000をPVSに入力) |
プレヒート | 5VDC (1mA未満 at 5VDC) |
耐電圧 | 18VDC以下 |
ピンアサイン | 茶:プレヒート、青:電圧出力、黒:コモン (プレヒートGNDと電圧出力GNDが共用) |
摺動抵抗 | 0.3N以下 (バネを含まないとき) |
直線性 | ±1% |
温度特性 | -0.126um/DEG |
防水能 | IP67 |
サイズ | 全長99.3mm, 直径φ16mm (ネジ部含めてφ20mm), ケーブル含まず |
重量 | 30g |
部材リスト:(初回購入は01〜05を一式の購入をお勧めいたします)
1. | MIJ-02LM | 標準コネクタケーブル5m付属 |
2. | MIJ-02LMバイス | 専用バイス |
3. | ロングビス専用ビット L=65 | #3,L=65 |
4. | 下穴ロングドリル | φ2.5-L200mm,溝長100mm,ハイス |
5. | 固定用ロングビス | ネジ部L=50,φ5.9,胴部L=85,φ4.2,全長180mm |
6. | 師部ボア拡大用ドリル | φ4.5-L80mm,溝長47mm,ハイス |
7. | 熱電対 | 0.32TG,T型熱電対接点加工品5m,PVC茶 |
8. | 標準コネクタケーブル5m | 標準付属ケーブル交換用 |
9. | コネクタケーブル10m | 標準付属ケーブルの10mタイプ |
10. | 中継両端コネクタケーブル5m | 標準ケーブルとデンドロ間に接続する5mケーブル |
11. | 中継両端コネクタケーブル10m | 標準ケーブルとデンドロ間に接続する10mケーブル |
部材リスト(初回導入時にはリスト分の部材の購入がお奨めです)
MIJ-02 (1 or 2 sensor) |
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MIJ-02 Bracket | |
Long screw Bit | |
Long Drill for Pilot hole | |
Screw for fixing | |
Cable |