MIJ-02 Type II Rotary Manual
取り付け方:基本編 幹周測定
MIJ-02デンドロメーターの取り付けは基本的には以下の手順で実施してください。
但し下写真から90度反時計回りに設置して、鉛直方向の 成長を計測する時や極端に曲がった樹木の計測時などは、プーリーの位置が下〜横までの範囲にしてください。
*プーリの位置を上にするとポテンショ のベアリングに雨水が溜まり、不具合の原因になる恐れがあります。
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なるべく凹凸のない場所を選び設置してください。
ワイヤーも凹凸のない場所に巻き付けるほうが計測しやすいですので凹凸のない場所へ巻き付けてください。
プラスドライバサイズNo2を使用しタッピングスクリ ューをアームの穴2箇所にねじ込み、樹幹に固定します。
(作業に慣れてきたら、固定の前に3と5の作業を行っておくとワ イヤーを通しやすいです。)
ぐらつきが無く、固定できたか確認します。
この時、メッシュチューブを幹に巻き付けるなどし適切な長さにカットして下さい。
カットしたメッシュチューブにワイヤーを通してください。
2
ワイヤーの巻きつけ方に苦戦する方がいらっしゃいますがシンプルなので下記の通り巻き付けて下さい。
間違った巻きつけ方はページ下で紹介いたしております。
3
樹幹に対して右周りに一周させ、左から戻って来るワ イヤの先端をワイヤーストッパの穴に左側から通します。ワイヤーが通り終わったらプーリが少し回転する程度にワイヤーを引きつつワイヤースト ッパーのネジを締めます。強く締めすぎる必要はなく、指先だけ の力で十分な締結になります。ワイヤーのストロークは十分ありますから、日本国内でしたらプーリを20~40度程度回しても構いません。
(使用に用いる工具:六角穴対辺1.5mm)
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全体を眺めて、デンドロメーターの固定、ワイヤーの位置 など確認、修正は必要に応じて行ってください。
注意:この段階までに ワイヤーが巻かれた場所の幹周をメジャーで計測しておいてく ださい(解析時に必要になります)。
悪い例:ワイヤーが下がってしまっている状態です。適切な状態に修正してください。
5
余ったワイヤーはインシュロックでまとめることをお勧めいたします。
(紫外線からの劣化を防ぐためインシュロックは黒色の物を選んでください)
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全て終わったらデンドロメーターとロガーを繋げます。この時、ツメがカチッとなるまで押し込んでください。
ロガーは幹に掛けて余分なケーブルも一緒にまとめます。
下記被害の軽減に繋がります。
・野生動物からの被害
・人的被害からの影響
ユーザー様がよくやりがちな巻き方です。
下記のような巻き方では計測ができませんのでご注意ください。