サーモルミネッセンス・システム E-TL6000 クロロフィル蛍光測定器

サーモルミネッセンス・システム  クロロフィル蛍光測定器 

Thermoluminescence E-TL6000/ST, E-TL6000/ET

Overview

サーモルミネッセンス・システムは世界で唯一Thermoluminescence、delayed luminescenceを使用して藻類、シアノバクテリア・植物の 測定を行えます。PSI社製サーモルミネッセンスは、光化学系II(PSII)のエネルギーレベルの構造を調査、研究を可能にしました。Thermoluminescence, delayed luminescenceは光化学系II(PSII)の 中で電子伝達の有効な指標として使用されます。本装置では除草剤による光化学系IIの電子受容体であるQA、QBへの影響(安定性)を 調べることが可能です。同様に、酸素発生系への影響、光化学系II(PSII)全体の状態を調べることができます。また、光合成に異常を示す 変異株の単離や特徴を調べることも可能です。恒温槽使用時に温度の上昇、下降を付属ソフトで制御する事が可能です。 各機種の対応温度はTL6000/ST(Standard version):-25℃~+70℃,  TL6000/ET(Liquid Nitrogen version): -100℃~+200℃)。サーモルミネッセンス・システムは、蛍光測定器(FL3500)、温度調節機、計測チャンバーの三つの機械で構成されています。

Units

Control Unit 

Measuring Unit 

Samples

・藻類およびシアノバクテリアの懸濁液
・植物の葉
・チラコイド
・地衣類
・光合成細菌

Software

ソフトウェア(FluorWin: 対応機種-Windows 7 or 7以降)

  • ユーザーの希望するProtocolに書換え可能で、測定間隔、測定光、シングルターンオーバー、励起光、飽和光の強度、照射時間の設定を決定できます。 
  • Linear、logarithmic機能でグラフを任意で変更できます。

Specifications

構成 E-FL6000+E-TR6000+E-TL6000/ST
E-FL6000+E-TR6000+E-TL6000/ET
対応温度

E-TL6000/ST  (Standard version): -25℃~+70℃
E-TL6000/ET(High-Temperature version): -100℃~+200℃

温度モード 一定   
線形変化
E-TL6000 ST: 0.1~1.5℃/sec
E-TL6000 ET: 0.1~1.8℃/sec
オーバーヒーティングプロテクション 完備
最小サンプリング周期 100ms
コントロールレジーム マニュアル (一定温度)   Protocol defined temperature profiles
サンプルディスク 14mm-E-TL 6000 ST
22mm-E-TL 6000 ET
ディスク (金メッキ銅)
一般的なサンプル 藻類, シアノバクテリア, 葉切片
光源
623nm 460nm
intensity up to 300,000 μmol(photon).m-2.s-1
探知センサー
光電子倍増管+センシティブ ソフトウェアコントロール
スペクトルレスポンス
300 nm~900 nm 
Switch-On Delay 100 ms
Ambient Light Protection 完備
伝送
RS232又は USB
ソフトウェア
FluorWin 3.7
電圧
AC90V~240V