水ポテンシャルセンサー ( Watermark)
irrometer社 WATERMARK 200SS
石膏ブロックをベースに1978年から実用されている水ポテンシャルセンサーです。
センサーハウジング内部に粒子状の石膏を充填し、グラスマットとパンチングメタルで覆い内部電極周辺にセラミックプレートを配置することで、長期間水ポテンシャルの計測を可能にしています。
この原理はシンプルゆえに故障が少ないことは良いのですが、問題は温度特性です。水ポテンシャルへの応答は土壌の温度によって大きく撹乱され、そのままでは使い物になりません。
弊社では温度補正用のサーミスタをセンサー上部に組込み、温度補正回路を別途増設した状態まで手作業で組立て納品します。これが理由で受注生産となってしまいますが、ユーザーサイドのメリットとして、ケーブル長さを自由に指定いただけます。
センサー本体
電圧出力変換モジュール
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サーミスタ
組み立て後
素直に3つを組み立てると写真のようにセンサーとサーミスタが絡み合うような状態になってしまいます。
EMJカスタマイズ品
5mケーブル仕様
センサーにサーミスタ組み込み済
データロガー
防水ロガーMIJ-12と組み合わせることも可能
WATERMARK 仕様
型式 | WATERMARK 200SSCTVA |
寸法 | センサー / 全長92mm、直径23mm 温度補正回路 / 40×33×22mm |
標準ケーブル長 | 2m(温度補正回路からセンサーまでのケーブル長) |
ピンアサイン | 赤/12V 白/電圧出力 黒/コモン(信号GND、電源GND共用) |
出力範囲 | 0 ~ 2.8V |
プレヒート時間 | 1秒(MIJ-12使用時) 0.1秒(MIJ-01使用時) |
水ポテンシャル換算式 | 85.357kPa/V |
測定レンジ | 0 ~ 239kPa |