日射計の定義、クラス分けとMIJ14RAD



フォトダイオードを使用した日射計はWMOやISOでは定義付けされていないのが現状です。MIJ14RADについても、クラ ス表記が出来ません。その主な理由は、日射計の定義です。特に受光波長の範囲が0.3〜1.5μm at ISOもしくは、 0.3〜3 μm at WMOという定義があり、フォトダイオードを使う限りはその定義には決して乗りません。ところが下記の表のよ うに比較してみると、赤い文字で記した項目以外はセカンダリースタンダードを越えています。(スペクトル以外は検証 中も含む)そもそも熱型のサーモパイルと光量子型のフォトダイオードは光強度からセンサ出力に至る過程が原理的に異 なるので、相違や物性の違いが存在します。どちらが良いというよりも目的に応じた使い分けをする方が賢明です。例え ば太陽光発電の分野では、応答速度やゼロオフセットが大きな問題(発電パネルとの物性の違い)になり、サーモパイル 型であるというだけで、向上は可能ですが問題は永遠に残るでしょう。日射計に対するEMJの開発方針は、熱型ベースで 開発を進めても、既存のものと同様の問題が残るのがゴールであり、そのときの販売価格は100万前後になるわけで、そ れは一般普及品とは言えない事が既知であるからには、フォトダイオードの物性から来る利点を活かし、不利な点を補う 方向に進めてみよう、そうすれば熱型とは違う特徴が得られるだろうし、違う問題を解決する楽しさを体験できるであろ う、そういう道を選びました。Kipp&Zonen両氏が今の時代に生きていればどっちで進んだかなあ?などと想像できるの も楽しさの1つです。