ゼロ&スパン調整





ゼロ調整は不要でマニュアルによるゼロ調整も不可です。スパン調整は内部回路のトリマを回すことで調 整可能です。MIJ-14を天地逆さまにして、蓋を開け、トリマを時計回りでゲインが増加、反時計回りで減少します。た だし、ここは出荷時に調整済みですので、標準となる光源、標準となるセンサーを準備できるユーザーのみ実施してく ださい。以下に手順を記載します。同時に、内部薬剤の交換目安と手順、拡散板の交換目安と手順を示します。

1.
対辺2.5mmのヘックスレンチを使って、底面のネ ジ3カ所を外します。
2.
ベースを外します。通常は何故か本体側にOリン グが残りますので、無くさぬよう注意。
3.
コネクタを下に見て右下にトリマが配置されてい ます。
マイナスドライバ0.9〜1.2mmのマイナスドラ イバー(眼鏡用など)を使います。写真の状態で時計 回りがゲイン増加、反時計回りが減少です。
4.
乾燥剤の交換手順は、前記1&2は共通作業です。
ここで水平器側中央のプラスチックキャップを外し ます。
このまま引き出すと中の薬剤がこぼれますの で、ステップ5、6に従ってください。

5.
水平器を図のように逆さまにし、プラスチックキャ ップを引き抜きます。
ヘリに爪をかけ、鉛直下向きに 引き出します。
6.
内部にモレキュラーシーブとシリカゲルが入ってい ます。
モレキュラーシーブは水を吸っても変色しない ので目視では判断できません。
シリカゲルの色が変色 している場合には交換します。黄色は乾燥した色です 。
交換後は、前記の逆の手順で組み立てて終了です。
7.
拡散板は容易に交換できます。大きな傷などを付け てしまった場合以下の手順で交換します。交換による 校正値のずれは±5μE未満です。対辺2.5mmのヘック スレンチを使って、トップカバーのネジ3カ所を外しま す。
8.
青フィルターと拡散板の内側は触れないように注意 します。
拡散板の下にOリングがありますので、紛失 に注意してください。